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NO.29.5

Enterprise Setup

更新: 2026.07.22

一言で

Enterprise は 30 日間の無料トライアル(50 ライセンス)から開始。トライアル中に SSO・SCIM・チーム構成を完了させてから、有料プランに切り替える。

Enterprise の作成(30日間トライアル)

まず GitHub Enterprise Cloud を作成します。30 日間の無料トライアルが利用可能です。

種類リンク
Enterprise Managed Users (EMU)Enterprise を作成する
個人アカウント(非 EMU)Enterprise を作成する

作成時に Data hosting オプションで、GitHub Enterprise Cloud(github.com)または Data Residency(GHE.com のリージョン別サブドメイン)を選択できます。

Data hosting 選択画面

EMU:管理者アカウントの初期設定

EMU を選択すると、専用の管理者アカウントshortname_admin)が自動生成されます。

  1. パスワード設定用のメールが届く — リンクからパスワードを設定
  2. 管理者アカウントでログイン → Overview タブにセットアップ手順が表示される
  3. 表示されるステップに沿って SSO とプロビジョニングを構成

EMU 管理者の Overview 画面

⚠️ この管理者アカウントは SSO・SCIM の構成専用です。日常的な開発には IdP からプロビジョニングされたユーザーアカウントを使用してください。

SSO 方式:OIDC vs SAML

SSO を有効化する際に OIDC または SAML を選択します。

重要: OIDC は 1 つの IdP テナントにつき 1 Enterprise のみ に設定可能です。同じ IdP テナントで複数の Enterprise を運用する場合、2 つ目以降は SAML を使用してください。

OIDCSAML
Conditional Access Policy (CAP)✅ IdP の条件付きアクセスをリアルタイム適用❌ CAP 非対応
セッション無効化✅ IdP 側で即時反映⚠️ トークン有効期限まで残存する場合あり
1 IdP テナントあたりの Enterprise 数❌ 1 つのみ✅ 複数可
対応 IdPEntra ID (Azure AD)・OktaEntra ID・Okta・PingFederate 等
推奨ケースメインの Enterprise(セキュリティ要件が厳しい場合)2 つ目以降、CAP 不要な環境

Entra ID でのアプリ登録

SSO を構成するには Entra ID で Enterprise Application を追加します。

SSO 方式追加するアプリチュートリアル
OIDCGitHub Enterprise Managed User (OIDC)設定ガイド
SAMLGitHub Enterprise Managed User設定ガイド
GitHub Enterprise Managed User (OIDC) GitHub Enterprise Managed User

SAML:GitHub ↔ Entra ID のフィールド対応

GitHub の Identity provider 設定画面で以下を入力します。Entra ID 側の値は Enterprise Application → Manage → Single sign-on に記載されています。

GitHub 側のフィールドEntra ID 側の値
Sign on URLLogin URL
IssuerMicrosoft Entra Identifier
Public certificateCertificate (Base64) — ファイルの中身テキストを貼り付け

SCIM プロビジョニングの設定

SSO の設定が完了したら、次に Provisioning(自動プロビジョニング)を構成します。

Entra ID の Enterprise Application → Manage → Provisioning で以下を入力します:

  • Tenant URL: https://api.github.com/scim/v2/enterprises/<enterprise-slug>
  • Secret Token: GitHub のセットアップユーザー(shortname_admin)で作成した Personal Access Token (PAT)

Provisioning 設定画面

PAT は GitHub の Settings → Developer settings → Personal access tokens から、admin:enterprise スコープ付きで作成してください。

設定後、Entra ID アプリの Users and groups にセキュリティグループまたはユーザーを追加すると、約 40 分ごとに自動プロビジョニングが実行され、GitHub Enterprise にユーザーが同期されます。

IdP グループとチームの同期

プロビジョニングされたユーザーは、デフォルトでは Unaffiliated(未所属) の状態で追加されます。Organization やチームへの所属は IdP グループ(Entra ID の場合はセキュリティグループ)を同期することで自動化できます。

設定結果
何もしないユーザーは Enterprise に追加されるが Organization/Team には未所属
Enterprise Team に IdP グループを紐付けIdP グループのメンバーが自動的に Enterprise Team に同期
Organization Team に IdP グループを紐付けIdP グループのメンバーが自動的に Organization Team に同期(Org にも自動参加)

GitHub の Team 設定画面 → Identity Provider Group で、対応する IdP グループを選択します。

Entra ID の場合:紐付けできるのは セキュリティグループ のみです。Microsoft 365 グループや、ネストされた(親子関係を持つ)グループ・チームは同期できません。

IdP グループの同期設定