一言で
Code Quality は、信頼性・保守性の問題が将来の技術的負債になる前に止める仕組み。
CodeQL ルール + AI 解析 で検出し、PR で修正を提案、リポジトリの健全性をスコア化し、品質基準を満たさないマージも防げる。
Code Quality がカバーする範囲
2026 年 7 月 20 日 に GA。役割は、コードが古くなっても信頼性・保守性・テストカバレッジを保つこと。GitHub Advanced Security に組み込まれた機能ではなく、その隣に並ぶ独立製品。
🔑 両方使う。Code Scanning は悪用可能なリスク、Code Quality は長期的なコードの健全性を守る。
マージ前に修正
品質負債を直す最適なタイミングは、PR の文脈がまだ新鮮な間。GitHub 社内では、Code Quality finding の 67.3% を PR のマージ前に解消 している。
- 先に基準を決める — ruleset の品質ゲートを設定し、基準を下回る変更をマージできないようにする。
- PR を開く — ルールベース解析と AI 解析が走り、説明と修正提案付きの finding がインラインに表示される。
- 解消する — Autofix の適用、理由付き dismiss、または Copilot への修正委任を選択。
- ゲートが効く — 必要な finding が解消されるまで PR はブロックされたまま。
- 🎁 おまけ — Security タブから直接アラートを修正、または campaign を作ってバックログを整理された形で消化。
⚡ PR 内で解消すれば、後日修正専用の PR を作らずに済み、default branch のバックログも増えない。
有効化と展開 📖 Docs
有効化は 3 階層のカスケード
- 🏛️ Enterprise —
Policies → Code qualityで Organization の利用を許可 - 🏢 Organization —
Settings → Code quality → Repository accessで対象リポジトリを指定 - 📦 Repository —
Settings → Code quality → Enable code qualityで scan を有効化
有効化する前に
- ⚙️ GitHub Actions — 決定論的な CodeQL scan は Actions workflow で動く
- 🏃 Runner — GitHub-hosted、または想定 label 付きの self-hosted
- 🧪 カバレッジ — 既存テストの Cobertura XML を upload
- 🧭 品質ゲート — ruleset は Evaluate mode で始めてからマージブロックへ
▼ gh-code-quality-inventory.sh Enterprise slug を渡すだけで全 Organization を巡回し、Code Quality が有効なリポジトリを一覧化 ./gh-code-quality-inventory.sh <enterprise>🏢 展開状況は Organization 単位でしか確認できない。 dashboard と「Repository access」は Organization スコープで、Enterprise レベルではポリシーの許可リストと消費ライセンスしか見えない。
GA の利用条件と料金
GitHub Enterprise Cloud と GitHub Team で利用可能。
▸ + でその項目の詳細を展開
品質を継続的に測定
PR での強制は新しい負債を止める。既存の負債がどこにあるかは dashboard と API でわかる。
- 📊 Repository / Organization dashboard — リポジトリ横断で reliability と maintainability score を確認し、負債が集中している場所を特定
- 🧪 PR のカバレッジ — 既存の Cobertura XML を表示し、カバレッジの増減を確認
- 🔌 API — リポジトリの有効化と finding の取得を自動化し、独自のレポートに活用
🎯 Dashboard で品質負債の場所を把握し、ruleset で新たな負債の追加を止める。