◀ 用語一覧
NO.30.9

💰 Cost centers & budgets

コストセンターと予算

更新: 2026.10.27

一言で

コストセンターは従量課金の利用と費用をまとめる単位。必要に応じて、特定の Azure サブスクリプションに請求できる。

予算は支出を監視して通知する仕組み。対応する製品と設定では、追加の利用を停止できる。

コストセンターに何を割り当てる? 📖 Docs

コストセンターは、org の追加やアクセス権の変更なしで、Enterprise の従量料金(従量課金ライセンスを含む)を部門やプロジェクト別にまとめる機能。前払いのボリューム契約やサブスクリプション課金は対象外。Azure 課金では、センターごとに別の Azure サブスクリプションも指定できる。

追加するリソースコストセンターに計上される費用
👤 ユーザーGHE/GHAS/Copilot ライセンス + AI 利用
👥 Enterprise teamユーザーと同じ。メンバーの加入と脱退に合わせて自動更新
📦 リポジトリActions、Codespaces、Packages、Git LFS
🏢 Organizationrepo の利用 + org に請求される GHE/GHAS/Copilot ライセンス + org が付与した Copilot ライセンスによる AI 利用

複数のコストセンターに所属できる? 📖 Docs

直接割り当ては 1 リソースにつき 1 つ。 別のセンターに追加すると移動する。複数の team / org に所属しても、同じ料金を分割しない。

ライセンスと Copilot AI の費用は、最初に該当するコストセンターに計上する。

優先順配賦先
1ユーザーを直接割り当てたコストセンター
2Enterprise team のセンター。複数なら最も早く作成された team
3課金される org のセンター。複数 org の場合:
GHE/GHAS: 最も古い org。Copilot: ライセンス付与元から選ばれた 1 つの org。
4Enterprise。表示は Enterprise Only

確認: 詳細利用レポート ↗で username とライセンスの sku を絞り、organization と cost_center_name を確認する。

例: Alice は A に直接割り当てられ、B の team にも所属:Copilot → A。B の repo で動く Actions → B。誰が実行しても同じ。

再割り当ては今後の利用だけに反映され、過去の料金は変更しない。

どんな予算を設定できる? 📖 Docs

何を計測するかと誰の利用を集計するかを選ぶ。予算は月次で、支出金額は USD。以下は 2026-10-20 時点。

▸ 予算の種類を選択

製品 / SKU

Product / SKU

Product-level:Actions や Codespaces など製品全体。
SKU-level:Codespaces storage や Code Security AI Credits など 1 つの課金項目。
従量課金製品の範囲:enterprise、org、repo、コストセンター。Org owner は自分の org と配下の repo に設定できる。

AI クレジット全体

Bundled AI credits

有料利用を 1 つの予算で管理:Copilot、cloud agent、Spark、Advanced Security の AI SKU。
範囲:enterprise、org、コストセンター、Users。
Copilot の支出予算は追加利用を制御する。付属プールやライセンス料金は対象外。有料利用ポリシーの許可も必要。

Copilot ユーザー単位

User-level budget

Bundled AI credits → Users:1 人の付属分 + 有料分の消費を制御。
個別 → センターのユーザー別既定値 → 全員共通の順に優先。
センターの既定値は1 人あたりで、共有枠ではない。個別設定には有効期限を設け、失効後は既定値に戻せる。

従量課金ライセンス

License budgets

従量課金ライセンスの支出を追跡し、対応する項目ではライセンス数をしきい値にできる。従量課金 GHE ライセンスの範囲:enterprise またはコストセンター。
前払いボリュームライセンスは予算の対象外。ライセンス予算と AI クレジット予算は別物で、多くのライセンス予算は通知のみ、利用は停止しない。

SELECT A BUDGET ▸

通知だけ? それとも利用停止? 📖 Docs

予算アラートは 75 / 90 / 100% で通知(2026-10-20 時点)。Owner、Billing manager、追加した受信者に届く。

制御上限到達時
通知のみ利用も課金も継続
従量利用(ハード)Stop usage when budget limit is reached を有効化
Copilot ユーザー別常に停止。$0 ならプール残量があっても利用不可
Copilot / GHE ライセンス通知のみ。ライセンス購入上限にはならない
GHAS ライセンス(ハード)Code Security / Secret Protection:新しい repo への有効化を阻止。既存の保護は維持

ハード予算は足し算にならない。 適用される上限を 1 つでも使い切れば停止しうる。Actions / AI 全体の上限は CI やセキュリティの処理も止める可能性がある。

⚠️ 新しい予算は作成後の利用だけを集計。ユーザー別アラートは常に利用できるわけではないため、センターや enterprise でも監視する。

部門での設定:費用、予算、プール 📖 Docs

金額は例であり、推奨値ではない。 開発部門の Copilot と CI を分けて管理する。Enterprise owner または Billing manager が Billing and licensing から設定する。

▸ 設定の流れを選択

1. 費用を配賦

Allocate costs

Cost centers → New cost center:Enterprise team を入れた Engineering AI と、repo を入れた Engineering CI を作成。
共有 org では repo ごとに担当部門へ割り当て、org 自体は未割り当てにする。team ごとに共有予算を分けたいならセンターも分ける。同じセンター内の team 別には設定できない。

2. 予算を設定

Set monthly budgets

Budgets and alerts → New budget:Engineering AI に Bundled AI $200 の有料利用予算、Engineering CI に Actions $300 の予算を設定。停止か通知のみかを意図して選ぶ。
Engineering AI に 1 人あたり $20 の Copilot 予算も設定。こちらは付属分 + 有料分を集計する。ライセンス料金は別。

3. 付属プール

Included AI credits

Engineering AI の編集 → AI credit pool。GitHub がメンバーの Copilot ライセンスから上限を計算し、金額は入力しない。
上限で停止するか、ポリシーで許可された有料利用に進むかを選ぶ。$200 の予算とは別の制御。どちらも使い切ったユーザー別上限を上書きしない。

4. 配賦を確認

Verify attribution

Usage をセンター別に集計し、詳細レポートの cost_center_name と Enterprise Only を確認。
既定ではセンターの利用も enterprise 予算に含まれる。明示的な cost center exclusion で有料利用を独立させても、ユーザー別上限は残る。予算の消費量は課金サイクルごとにリセット。

SELECT A STEP ▸

スライド Eng